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沖縄のトゥシビー
沖縄では１２年に一度めぐってくる 生まれた干支の年を生まれ年（トゥシビー）と言って 大人のお祝いをする習わしがあります
沖縄では今でもほとんどの家で このトゥシビーを親戚知人を集め 盛大に祝っています
ナイチの賀寿と沖縄のトゥシビーをくらべると 六十一歳だけが同じです
沖縄のトゥシビー
十三 歳 ｼﾞｭｳｻﾝﾕｰｴｰ 二十五歳 三十七歳 四十九歳 六十一歳 ﾙｸｼﾞｭｰｲﾁﾇｰﾕｰｴｰ 七十三歳 ﾅﾅｼﾞｭｰｻﾝﾇﾕｰｴｰ 八十五歳 ﾊﾁｼﾞｭｰｸﾞｰﾇｰﾕｰｴｰ 九十 七歳 ｶｼﾞﾏﾔ-ﾇﾕｰｴｰ
※沖縄では八十八歳 ﾄｰｶﾁﾇﾕｰｴｰは トゥシビーではありませんが トゥシビーよりも新しい１７世紀より伝来 長寿の賀の祝いとして沖縄でもおこなっています
現在、このトゥシビー は「お祝い」になっていますが もともとは「厄払い」だったといわれます 沖縄では大正の頃まで生まれ年が 厄年であると信じられていました 厄払いとして無病息災を先祖や火の神に御願（ｳｶﾞﾝ）します そして自分ひとりの力では厄落としができないので 皆の力で厄落としをするために親戚知人を招いて ご馳走をだして賑やかに過ごしていました
厄年は法事ごと、結婚、新築や旅立ちなどを避け 慎みをもって行っていました
しかし、いつのまにか大事な部分が抜け 祝宴だけが残り「お祝い」中心となったそうです
本土の厄年は 数え年で男の二十五歳と四十二歳 女の十九歳と三十三歳をいいますが 沖縄ではこの考え方はないそうです
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